02章 『 家事分担 』 

6/15
前へ
/104ページ
次へ
      『 あ、サクトさん。悠眞がお粥を作ったんですよ。 』 「 悠眞がですか?久しぶりですね 」 『 久しぶり……? 』 『 サクト。秘密にしてんだけど … 』 「あ、すみません」と言いながら、サクトさんはお粥を口に含んだ。 口に含んだ途端、サクトさんは笑顔になる 「 悠眞の方が美味しいですね 」 『 ははっ、当たり前だろ 』 私は2人の会話に着いて行けない。 多分、2人の話は私が来る前の話なんだろうな。 それにしても、2人って本当に仲良いんだなって改めて思う。 『 姫、下行こう 』 『 あ、うん。朝ご飯食べよ 』 『 俺、組長起こす 』 『 じゃ、準備しとくね 』 私と悠眞は、サクトさんの部屋を出て1階に降りて行った。 私が来る前の事、お祖父ちゃんに聞いてみよっかな。         ,
/104ページ

最初のコメントを投稿しよう!

16人が本棚に入れています
本棚に追加