02章 『 家事分担 』 

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      「「 いただきます 」」 「 ん?今日は姫樺が作ったのか? 」 味噌汁を飲んだ、お祖父ちゃんが私に向かって言ってきた。 え?お祖父ちゃんエスパー?私が作ってる時、寝てたのに。 『 お祖父ちゃん、何で分かったの? 』 「 悠眞の作る味噌汁とは違うからな 」 『 え? 』 お祖父ちゃんも悠眞の作るご飯食べた事、あるの? 悠眞もしかしてシェフだったり? それか、バイトとか? いくら考えても答えは、出てこず……。 「 悠眞はな姫樺が来る前、料理担当だったんだよ。 」 『 く、組長 …… 』 「 言ったらまずかったか? 」 『 出来れば秘密にしてて…欲しかったっすよ。何か格好悪いし 』 『 悠眞がご飯作ってたの?だから、あんなにお粥が上手だったんだ 』 『 そこまで上手じゃないっすよ 』 私が作る料理より何百倍も美味しいと思うんだけど……。 私、悠眞に負けたんだ。 好きな人に負けるとかなんかショック。         ,
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