02章 『 家事分担 』 

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      「 サクトは、やはり寝込んでしまったんだな… 」 『 と、おっしゃいますと? 』 「 いや。昨日からキツそうな顔をしていてな。 」 『 そうだったんですか…。組長、家の事は自分がします 』 さっきまでダルがってたのに、お祖父ちゃんの前だからって調子がいいんだから。 でもお祖父ちゃんは、すぐに返事をせず…考える素振りを見せる。 「 姫樺 」 『 え、なに? 』 「 お前も手伝いなさい。ガクもカケルも居ないんだろ?悠眞1人じゃ大変だ 」 『 うん、そうだね。分かった 』 お祖父ちゃんは、本当に優しい人。 だからこんなに良い舎弟さんばっかりが、集まるんだろうね。 でも、いくら良い人でも私と悠眞の恋愛には全力で否定するけど…。 なんで、駄目なんだろう?         ,
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