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「 サクトは、やはり寝込んでしまったんだな… 」
『 と、おっしゃいますと? 』
「 いや。昨日からキツそうな顔をしていてな。 」
『 そうだったんですか…。組長、家の事は自分がします 』
さっきまでダルがってたのに、お祖父ちゃんの前だからって調子がいいんだから。
でもお祖父ちゃんは、すぐに返事をせず…考える素振りを見せる。
「 姫樺 」
『 え、なに? 』
「 お前も手伝いなさい。ガクもカケルも居ないんだろ?悠眞1人じゃ大変だ 」
『 うん、そうだね。分かった 』
お祖父ちゃんは、本当に優しい人。
だからこんなに良い舎弟さんばっかりが、集まるんだろうね。
でも、いくら良い人でも私と悠眞の恋愛には全力で否定するけど…。
なんで、駄目なんだろう?
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