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本棚に追加そして反撃に移るかと思いきや、再びワイバーンに背を向けて走り出す。
「『ちゃんとついてこいよ』」
スピードは一定を維持
ワイバーンは少年の思惑通りに追ってくる。
少年が本気を出せばこの程度の相手は撃退できるのだが、なぜかそうしようとはしない。
「あと少しです」
少女がGPSで位置情報を確かめながらそう言った。
少年の眼が若干だが蒼くなる。
「『目印見っけ!』」
その場で大きく飛び上がり、地面を蹴った衝撃で雪が舞い上がる。
少年は少女を抱えたまま人間ではありえない跳躍を見せる。
そしてどういうわけか、明らかに何もないはずの空間に“着地”した。
少女をおろして、足元を軽く蹴る。
「『連れて来たぞ』」
《――ご苦労様です》
拡声器を使ったような声が響き、二人の足元に魔術で隠されていた車が現れた。
『ガァァァァァァァァ!!』
二人を追ってきたワイバーンが姿を見せると、車から二人の防寒着を来た男が降りてきた。
どちらも両手で抱え込むような大きさの機械がある。
機械にはフックのような尖ったパーツがあり、それをワイバーンに向けた。
パンッと乾いた音が響くと、フックが先端に付けられたワイヤーが射出
『ガアアッ!?』
そのままワイヤーはワイバーンの翼に絡まり、地面に縫い付けるように固定した。

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