ある日の朝

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ある日の朝 私はいつも通り 最寄りの駅から電車に乗り 私の通う高校 「山葉高校(ヤマハコウコウ)」へ 向かった。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー いつもの電車に乗り 満員電車の中 iPodで大好きなアーティストの曲を聞いていた。 アナウンス:まもなく山葉高校前、山葉高校前 (あ、降りなきゃ…) 山葉高校前駅では 山高生(山葉高校の生徒) 以外にはほとんど 降りる人がいない。 だけど今日は 山高生じゃない男子高生が 降りていた。 (誰だろう… てかあの制服 桜高校じゃないの…!?) 桜高校は 隣町の高校で 不良が集まる男子校。 のわりに 頭はそこまで悪くない。 だから 不思議な学校として 有名なのだ。 一方 山葉高校は お金持ち学校で 頭もかなり良い。 だけど 私の家は そこまで裕福ではない。 この高校へは 奨学金があるから 通えてるわけ。 だからもし 首席をおとせば退学だ。 「そらー!! おはよー😃!!」 この 朝から元気がいい子が 私の親友の 「佐藤 ことね」 通称 こっちゃん そして 名前を呼ばれた私が 「城田 そら」 「あ、こっちゃん おはよう✨ 相変わらず元気だね笑」 「だって今日 クラス替えだよ!? 今日 ワクワクしなかったら いつワクワクすんの!?」 「そっか💡 今日クラス替えか!!」 「今さら😅??笑」 こっちゃんとは 小学校から一緒で 両親が医者で お金持ちなのに お嬢様って感じがなく 私に何かあったとき いつもとなりに いてくれて 今では一緒にいることが 当たり前になった。 高1のときも 同じクラスで 2年の文理選択でも 同じ理系を選んだ。 そして今日が 新2年のクラス発表💡 「こっちゃんと 同じクラスがいいなー」 「あたしも そらと一緒じゃなきゃ 絶対嫌だ❤!!」 「あ、そういえば さっき電車で 桜高校の人見たんだけど なんで 山葉高校前で 降りたんだろ…??」 「転校生だったりして❤」 「まさかー笑 それはないでしょー笑 あの不良高校から 金持ち学校に くるなんて!!笑」 「そーだよねー!!笑」 そんなことを 話しながら歩いていると あっというまに 学校についた。
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