a fingertip

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** コイツの唐突な行動には慣れていたつもりだった いつも自由に行動して、…でも、ここぞという時にはピシッとキメて でも、こんな日に…そばに居られないと思ってしまった日に、なんで… すでに一缶飲み干して、次のビールに手を出しているコイツの勝手な行動に溜め息を吐き、諦めて肴を用意する為にキッチンへ向かう 冷蔵庫を覗くと… ――なんもねぇし… 忙しさのせいで、最近では家で食事をするが少なかったから、まともな食材がない 残っていたチーズに手をかけると 「カメぇ、ツマミも買ってきたよ」 だから早くこっちで一緒に飲もうって…自分の座っている隣に手でポンポンと叩きながら俺を呼びよせる 再び溜め息を吐いて、その席に腰をかけると 「はい、飲もうぜ かんぱーい」 って言って、ふたを開けたビールを俺に手渡して、自分の飲みかけのビールとカシャンとぶつけた ――こうなったら飲んでやる 一気にそれを飲み干し、2本目の缶に手をかけた 「ふはっ、いい飲みっぷりじゃねぇか」 なんて、笑いながら言うけど ――飲まねぇとやってられないっつうの  
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