312人が本棚に入れています
本棚に追加
夜も更けて、順番に帰っていく仲間たち
最後に残ったのは和也だけだった
2人で酒を飲みながら昔の話しをたくさんした
「いよいよ明日だな…大丈夫かよ。
失敗すんなよ(笑)」
『だーいじょーぶ!!』
ふざけた口調だけど、ホントはそんなに酔ってない
でも…和也、ちょっとだけ我が儘聞いて…?
『かずぅ~
独身最後の夜、弾けちゃおうか?』
「はいはい、もう弾けちゃってますから」
そう言って俺の言葉を流す和也
『…俺本気で言ってんだけど…?』
和也の腕を掴んで言ったら
戸惑った顔を俺に向ける
アルコールのせいか、溢れる気持ちを抑える事が出来なくて
…胸に刻み込むように和也の顔を見つめた
和也も目を反らせないようで…揺れる瞳を見つめていたら
無意識に和也の体を引き寄せていた
突然の事に固まってる和也にそっとキスをすると
「もしかして、前にも…した…?」
最初のコメントを投稿しよう!