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ホントは、10年も前から想ってたよ
和也に初めて出逢ったのは…まだ中学生の時だった
当時、２階にあった職員室から少し離れた廊下の窓から外を眺めるのが好きだった俺
その日も窓の外を見ていると、ふいに横顔に感じた視線
その方向に目をやると、じっと俺を見つめるお前がいた
その瞳は真っ直ぐで、心の奥まで覗かれそうな…
何だか可愛い顔をして、強い瞳が印象的な…そしてアヒル口(笑)
妙にドキドキして…
きっと、その時には…もう恋してたんだ
想いを伝えられないまま卒業して、高校生活も終え、親父の会社に就職して…そのうちに忘れられると思ってた
お前がこの会社に来るまでは…
――あれから10年
心の隅でずっと覚えていた想い……
たぶん、これから先も忘れる事はないだろう
だって、かずは俺の……
これからも、和也の想いを支えにしていける…
ありったけの気持ちで
かず、愛してるよ……
end
2009.2.19
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