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でも、ホントの事は言わないよ
『ん～、ここ２～３日ピィとかツレとほとんど明け方まで遊んでるから…』
――ウソ言っちゃってゴメンな
『今日は帰って、ちゃんと寝るから大丈夫』
なんだかまだ何か言いたそうだったけど、渋々という感じで引き下がった
撮影が終わって、和也はまたドラマの現場へ行く
『ムリし過ぎんなよ』
髪の毛をクシャリと撫でて言うと
「…お前もちゃんと寝ろよ
目の下のクマ酷いぞ」
ちょっと心配そうにいうから
『フフッ、夢の中でカズに色々してもらお』
そう言うと真っ赤な顔して、バ～カ！って軽く叩かれた
後ろ姿を見えなくなるまで見送ると、ドッとだるさが押し寄せる
心が不安定になるのが自分で判った
ハァ………
溜め息をついて帰り支度をする
メンバーに食事に誘われたけど断った
ああ、終わってんな、俺
今日もお家で引きこもり
家に帰って、いつもより長めに風呂に入った
少しは気分が癒せるかなって
湯船の中で考える
――これって、いつからだ？
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