ある不良少年だった人の話

4/11
前へ
/12ページ
次へ
不良になった理由。 それは不良の格好よさに憧れて自らなった訳ではない。 別に戦闘狂みたいに喧嘩が大好きだった訳でもない。 退屈で暇な毎日から脱却したかったというのも違う。 ただ俺は自分の存在を示したかっただけだった。 不器用の塊だったあの頃の俺は"暴力"でしかそれを形に表せなかった。 その結果が俺に"不良"というレッテルが貼られただけの話だ。
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!

11人が本棚に入れています
本棚に追加