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【稲林 高校/校門】
この男達の聖地
稲林 高校に
二人の男が
期待に胸を
踊らせながら・・・
校門前に
立っていた・・・
[タッタッタッタ]
[ピタッ]
(坊主頭の男)
『ここがあの伝説の
稲林 高校かぁ~
ワクワクするな!!
なぁ~シンちゃん!!』
(オールーバックの男)
『ちゃん付けで
呼ぶな!!
兄貴は最高な
奴らばっかだって
言ってたけど・・・
どう見ても
輩しかいねぇな...』
(坊主頭の男)
『そんな事言うなよ
狼の血が泣くぞ!!』
(オールーバックの男)
『俺は兄貴と違って
喧嘩は
嫌いなんだよ!!』
(坊主頭)
『俺だって
無意味な喧嘩は
絶対しないし
平和主義者だよ!!
失礼だよ君は・・・』
(オールーバックの男)
『誰だお前は・・・
じゃあなんで
平和主義者が
西地区一不良学校の
稲林 高校に
入学しなきゃ
ならねぇんだよ!!』
(坊主頭の男)
『馬鹿者!!!
俺らの頭じゃ
稲林 高校が限度だ...』
(オールーバックの男)
『らを付けるな!!
勝手に俺の
入学申し込み書
提出しやがって!!
今頃俺は
共学の学校に行って
青春を満喫
してたんだよ!!
こんな男だけの
ムサ苦しい所に
連れて来やがって!!
バカ野郎が!!』
(坊主頭の男)
『うるせぇボケ!!』
(オールーバックの男)
『なんだ!?
逆ギレか!!!
この野郎~!!』
こうして・・・
謎の一年生が
取っ組み合いの
喧嘩をして
叫んでいると
2人組の不良が
話しかけて来た・・・
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