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「大丈夫だよギルさん。皆よくしてくれるし、苛めもないと思うよ!」
笑顔で安心させるように言えば、ギルさんは苦笑いして「そうか…」と言い、一緒に帰っても良いと言ってくれた。
その代わり何かあればすぐ連絡すること!と念をおされた。
これから携帯が活躍しそうだな…。
それから家に帰る前にギルドへより、ギルさんがみんなに僕の挨拶を撮ったのを見せていた。
皆から可愛い、などの称賛をきき僕はご機嫌。
誉められるのは気持ち良いよね。
それからは家に帰り、ギルさんは仕事へ。
暇になってしまった僕はレイズとロイズを召喚して話し相手になってもらうことにした。
「そーいえば、2人は何で燕尾服来てるの?執事みたいだよ」
ずっと疑問だった事を、良い機会だと思い聞いてみた。
「あぁ、私達は自分の身なりは自由に変化できるので普通の衣類にもできるんですが…」
「セイシェル様に仕える身としてこのような格好がベストだと思い、俺達が勝手に執事擬きになっているだけですので、お気になさらず」
成る程…。
案外どーでも良い理由だなぁ。
まぁイケメンは何を着ても似合うから良いね。
「あの、セイシェル様。今日の挨拶は大変素敵でした」
「精霊眼で全て見ていました」
「あ、そうなんだ。ありがと~」
良いなぁ、精霊眼って。
どこでも見れるし、デメリットもなさそう。
…欲しいな。
「てゆーか、あんまりレイズとロイズを召喚する機会ってないよねぇ」
「ご安心を。長い時をご一緒できます。…明日になれば、分かりますよ…」
「?」
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