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まずい!
とりあえずここから出なければ!
クラッ
目の前が歪む。
自分の位置が上下逆さになるような感覚。
!!?
コイツ…紅茶に何か仕込んだか…
「身体…動かないでしょ?エリカもずっとそのお薬飲まされていたから分かるわ。」
痛っ
ナイフの刃を僕の胸に滑らせると、裂かれた皮膚から血が滴り落ちる。
「キレイ…ユキの真っ白な肌にとても似合うわ…」
サクッ サクッ
頬を紅色に染め、エクスタシーを感じながら僕の身体を切り刻む。
「ゴフッ」
エスカレートしていくエリカの行動に僕の身体は耐えきれず血反吐を吐いた。
「…いけない!お部屋が汚れてしまう!」
エリカは僕の両手首を掴むとズルズルと引きずり小屋の外へと運んで行く。
ささくれ立った床の板が、僕の背を裂き薄っすらと血の道を作って行った。
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