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そして次。
とある平日。
私はこの日、前日の夜から突如の高熱を出してしまった為に、会社をお休みすることになりました。
母「お母さんもう仕事行くけど、大丈夫?」
私「大丈夫…だけど、申し訳ないんだけど、布団もう1枚出して貰えないかな…足腰に力がまったく入らなくて…さ、寒すぎる…」
母「あら!まだ熱上がりそうね!どうりで顔だけバカンスよ」
私「え?」
顔だけバカンス
今となっては、おそらく発熱により顔色が土のように悪く、まるで夏の旅行後の日焼け姿の様だ と言いたかったのではないかと察することが出来るが。
当時は必死に考えても理解できず、私は熱にうなされつつも頭の中で「顔だけバカンス」が巡り続け、気が狂いそうになったものです。
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