高校生と猫

２

黒「それにしても…、」

服ダボダボやんかって、そりゃそうやん。
小学生くらいの子が着る服持ってるわけがないんやから。

この格好で家を出るつもりはないから、別にええかなって。

それを伝えたら、横山くんは

黒「風邪引いたらどないすんねん！」

ってすっごく怒られた。

それもそうやんな、
どう対処したらええかわからんし…
しんどそうな亮ちゃんにさせたくないし、見たくないから。

緑「ごめん、横山くん。もちろん亮ちゃんも」

わかったらええんやって頭を撫でてくる横山くん、
恥ずかしいからやめてやって拒むけど、本間は甘えてるような感じで少しうれしい。

亮ちゃんはなんで僕が謝ったのかわからんみたいやけど、

緑「亮ちゃん、服買いに行こか」

黄「本間？ありがとう、大倉！」

にぱって笑顔になると同時に尻尾がパタパタと動くのが見えた、

喜んでくれてるなってこっちも嬉しくなる。