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そういえば目的地が服屋なのはわかってるけど、どこの服屋なんやろう?
緑「横山くん、どこの服屋さんに行くの?」
猫亮ちゃんを鞄から出して、膝の上に乗せて頭から背中までを撫でながら話しかける。
黒「俺の知り合いの服屋や、小さくてわかりにくいとこにあるけど、いい店やで」
もうすぐで着くからなって細い路地のほうへ自動車が進む。
見たことのない道で、こんなとこがあったんやなぁって思った。
緑「横山くんの知り合いってどんな人なん?」
黒「どんな人か、んー。おっさんやな」
緑「おっさん?」
どうやら、年上の知り合いみたいやな。
もしかしたら、今後亮ちゃんの服はここで買うかもしれへんし、仲良くなっといたほうがいいと思ったけど…
なれる自信がないわぁ
そんな話をしてたら、車が止まったから店に着いたみたい。
黒「着いたでー、一応亮は鞄の中に入ってもらっといてや」
もちろん猫亮ちゃんの見た目はただの猫にしか見えへんから、そうするのがマナーやんなと思って、鞄の中に入ってもらった。
緑「ちょっとの間、静かにしててなー」
黄「にゃー」
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