夜は二人
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窓から細い光がさして、 私とあなたの間に、 それはそれはまっすぐな境界線をつくった。 夕暮れの静けさ。 「夜が降りてくるよ。」 と風がささやいた。 私たちは黙ったまま 光の線が消えるのをただ待つ。 明るい光はあなたを遮るから、嫌い。 闇が降りれば、触れあえるから 見えなくても、怖くない。
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