-始-

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ミ「リツコ、アスカの状態は?」 リ「ダメね。外傷はないけれど 精神が崩壊しているわ。 もう人に戻れないかも しれないわね。」 ミ「……。シンジ君は?」 リ「控え室で待機しているわ。」 ミ「そう。ありがと。」 リ「行ってどうする気? 何を言っても彼の心には 届かないと思うわよ。」 ミ「そんなのわからない じゃない!」 リ「シンジ君の周りで衝撃的な ことが多過ぎたわ。 アスカの精神崩壊のこと、 レイの死亡、友達との疎遠、 そしてレイが生きていたと 思ったらそれは記憶のない また違うレイ。 受け難いことが多過ぎたわ…。 それらを自分のせいにして しまっている。」 ミ「わかってるわ。でも! シンジ君を放っておけないの。」 リ「あの時の貴女と似ている 状況である彼を放っては おけないのね…。」
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