-始-

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ミ「シンジ君。」 シ「……。カは…。」 ミ「えっ?」 シ「アスカの容体は どうですか?」 (やっぱり気にしているわね。 自分の不甲斐なさ故にくる 心配なのかしらね。) ミ「まだ回復していないわ。 アスカならネルフ直属の病院で いてるわ。」 シ「そうですか…。 ミサトさん。僕ね、思ったん ですよ。」 ミ「…?」 シ「僕は生まれてきて 良かったのかな?って。 僕は何のために生まれてきたの だろうって。 人としての人生を歩むのでなく エヴァに乗るためだけに生まれて きたんだろうなって。 でも、僕はエヴァに乗っても 誰1人として救うことは できなかった。 前まではエヴァに乗ることで 自分の居場所があるって 思っていた。 でもわかったんです。 僕はエヴァに乗ることで 何かを失う。 僕はもうエヴァには乗りたく ありません。 使徒とも戦いたくありません。 僕が生きるくらいなら綾波や アスカやカヲル君が生きていた 方がよかったん… パチィーンッ!
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