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振り向くと動物が急に飛びかかってきた。
俺はそれを難なくかわした。
その動物は見た目は野犬だが、そいつから魔力が感じられる。
「野犬…ではなさそうだな」
マナに侵されて魔獣にでもなったか…。
マナとは魔力を作り出すのに必要な気であり、人間界にはないエネルギー源なんだが…何故人間界にあるのか。
ガルルゥ…。
「やめとけ、お前がかなう相手じゃない」
俺の言葉を無視して魔獣は俺に襲いかかってきた。
俺は持っている刀で魔獣を真っ二つにした。
「素直に忠告を聞けばいいものを……」
俺は刀を一振りし血を振り払った。
「……俺を襲うのはやめとけ」
俺がそう言うと仲間と思われる奴がどこかに逃げていった。
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