代償

8/8
前へ
/93ページ
次へ
      ―――――…桜 例えるなら、桜のような 一瞬ではあるが、誰をも魅力し、 笑顔にさせる……満開の桜。 そんな桜のような笑顔で彼女は笑った。 「神様、ありがとう。  二人を導いてくれて、ありがとう。  ………慎んで代償を払います。  よく分かんねーけど、  私は、私に出来る事をする。」    ―――先程の焦ったような彼女は         もういなかった。        全てを、受け入れた――――     "そうか。それでは、頼んだぞ。       …………さぁ時間だ。ゆけ"       彼女は、強い光に包まれる 意識を 手放した…―
/93ページ

最初のコメントを投稿しよう!

52人が本棚に入れています
本棚に追加