52人が本棚に入れています
本棚に追加
彼女の名前は、黒崎 刹那
四年制大学に通う普通の大学生。
だが、実家は "黒崎道場"
厳格な父と、優しい母
そんな二人の唯一の子供
幼い頃から竹刀を握っていた。
彼女には 剣の才があった。
道場の娘、と言うと
厳しく育てられたかのように思われがちだが、
なかなか自由な人生で
家柄を強要された事などなかった。
ただ、彼女自身が剣道を愛していたから
自ら望んで、今日まで毎日竹刀を振り続けた。
…20歳の誕生日に
父の、家宝の刀を 譲り受ける。
絶えることなく続いてきた 黒崎家
あらゆる時代を見てきた"刃"
その刀を、私 が………
沢山のモノをくれた両親
沢山の事を教えてくれた両親
感謝しても到底しきれない
これ以上欲しいモノなどないと言うのに
刀を受け継げと 父は言ってくれた
最初のコメントを投稿しよう!