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"お前は分かっていない……
そして私は、お前だからこそ
願いを叶えてやったのだ。
お前のためにも、そして
あの者達のためにも
拒む事など許されない。"
「?(……あの者達?)何、言ってんだよっ
もぉわけわかんねぇよ………」
"これは代償だ。
二人を然るべき場所へ導いてやった
通行料は……二人分、いるだろう?
「導く」 と 「もう一度生を受ける」
これがお前の代償だ。"
(……もぉ意味不明だろ…
しかもこいつ、神様のくせに
通行料とか、どんだけちゃっかりしてんだよ
…でも、私が代償を払わないと、二人は…)
"お前の考えている事など筒抜けだ。
大丈夫…特別に後払いにしてやる
お前の両親はきちんと送り届けた。
お前は、賢い人間だ。情も厚い
代償を、払うな?"
「!っ…―――」
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