プロローグ

17/17
3951人が本棚に入れています
本棚に追加
/590ページ
一体何をやろうとしている? お前は俺に何がしたい? そう言いたくても何故か声が出ない。 徐々に近づいてくる看守。 そして俺の目の前まで来たところで、右手で俺の肩をポンと叩いた。 えっ!?と思った瞬間左手で思いっきり俺の胸元を押した。 痛くはなかった。何故ならそのまま壁が回転したからだ。 「俺はお前を信じている」 それが俺が最後に看守から聞いた言葉だった。
/590ページ

最初のコメントを投稿しよう!