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(沖田side) まさか、あの明紗ちゃんがあんなになってるなんて…。 元から冷静な子だったけど、 あれは、何もかも諦めているような…希望を捨てたような雰囲気…。 やっぱり原因は僕たちだよね… 僕だって今日明紗ちゃんに逢うまで…明紗ちゃんの声を聞くまで忘れていた。 あのまま逢わなかったら、声を聞かなかったら… 僕は一生‘河原明紗’と言う人を…大切な仲間を忘れたままだったのだろう。 土方さんが、皆が明紗ちゃんを忘れていようと僕はちゃんと君と言う存在をホントの‘河原明紗’を忘れない ――今まで忘れていてごめんね。 ―――僕が初めて恋した存在(ひと) 。
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