教訓2 人は信じちゃいけない

5/14
前へ
/76ページ
次へ
話がずれちまったな。話を元に戻そう。 さっきからずっと剣から声が聞こえている。 「ああもう、うるせーよ。さっきから力、力っなんなんだよ」 アニメとかだってコレを抜いた瞬間に敵が現れるとか、めんどくさい目的の巻き込まれるって展開キタコレ。 「まあ、確かに力は大切だよ。けど力が全てじゃねえだろ、もっと大切なものがあるはずだ。だからそんな力は要らねえ」 とまあ、中二発言をしてしまった。 ―――――なかなか、面白い小僧だ。気に入ったお主を我がマスターと認めてやろう―――― あるぇ?なんか気に入られちゃったよ、めんどくさいから要らないなんて言えないよね… どうしよう。 俺が悩んでいると ――――――ギャアアアアアアアアアアアア 天井の穴からドラゴンがこちらを覗いていた。 「あっ、忘れてた。こいつの存在」 内心冷汗だらだらなこと感じさせない口調で俺は言った。 .
/76ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加