9人が本棚に入れています
本棚に追加
話がずれちまったな。話を元に戻そう。
さっきからずっと剣から声が聞こえている。
「ああもう、うるせーよ。さっきから力、力っなんなんだよ」
アニメとかだってコレを抜いた瞬間に敵が現れるとか、めんどくさい目的の巻き込まれるって展開キタコレ。
「まあ、確かに力は大切だよ。けど力が全てじゃねえだろ、もっと大切なものがあるはずだ。だからそんな力は要らねえ」
とまあ、中二発言をしてしまった。
―――――なかなか、面白い小僧だ。気に入ったお主を我がマスターと認めてやろう――――
あるぇ?なんか気に入られちゃったよ、めんどくさいから要らないなんて言えないよね…
どうしよう。
俺が悩んでいると
――――――ギャアアアアアアアアアアアア
天井の穴からドラゴンがこちらを覗いていた。
「あっ、忘れてた。こいつの存在」
内心冷汗だらだらなこと感じさせない口調で俺は言った。
.
最初のコメントを投稿しよう!