教訓2 人は信じちゃいけない

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「今回は2度目だからお前に慣れたぜ。さぁかかって来いよ、トカゲ野郎」 そう言おうと思った。そしたら声が出なかった。膝が震えてて… その時俺は思った。 ああ、人生オワタ。 しかし剣から声が聞こえてくる。 ―――小僧我を使え。そうすれば勝てる――― 俺無言。 ―――さっき言ったことを証明するためにも――― 俺無言。 ―――おい、無視をするな――― 俺はうるさい剣を黙らせるためにも抜こうとした。…が抜けなかった。 ドラゴンは天井から入るのを諦めたのかブレスを吐こうとしてる。 「あれ、ちょっ抜けないんだけど」 ちなみに俺はふざけてないよ、だって死んじゃうもん。 ―――小僧、抜けないのか?本当は違うのだろ?早く抜いてくれ。頼む――― なんか剣がごちゃごちゃ喋ってる。 俺は仕方がなく自分の武器であるデバイスを使う。 俺のデバイスは特別製で武器の形をしていない。 かといって装飾品でもない。 俺のデバイスは、’眼’つまり瞳だ。 ドラゴンと向かい合う。 あっ目があった。 超こえー。 ―――小僧?どうした?――― 剣は訳が分からないといったようで問い掛けてきた。 剣はうるさいので無視する。 .
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