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自)「なんかすっごい悔しい!」
そう言って**は
ブン太の首筋に手をあてた。
幸)「!」
丸)「っっ!??つめった!!!」
自)「ふふーん。私のこと
バカにするからだぞー!」
と、
イタズラに成功した子供ような
笑みで勝ち誇っている。
そんな**の笑みとは逆に
俺の心の中にはどろどろとした
真っ黒なものが溜まっていく。
丸)「ったく、
まじびっくりした…って、
あれ…?幸村くん…?」
幸)「ん?
どうしたんだい?ブン太?」
丸)「いや、その…。
機嫌悪い…?」
冷や汗をかきながら
控えめに聞いてくるブン太。
当たり前じゃないか。
幸)「そんなことないよ?
あぁ、今日は寒いから
部活のランニング練習を
徹底しようか?」
笑顔で言うと
丸)「え!?俺何かしたか?」
幸)「さぁ、ねぇ?
**、行こうか?」
そう言って**を抱き締めると
自)「?精市も寒かったの?
早く言ってくれれば
ぎゅってしたのに!」
と言って
抱き締め返してくれた。
本当に**は可愛いなぁ。
…でも、
他の男に無闇に触っちゃ
いけないからね?
だって、俺が嫌だからね!
冷えた君の手と
黒くなってしまう俺の心
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