猫の家

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青年の個展を見て声をかけてくる女性が。 パトロン志願の男が。 モデルにしてと押し掛けてくる男が。女が。 『好きだよ。』『愛してる。』 『結婚しましょう。』 『家族になりたいわ。』 その囁きを聞くと、青年は嬉しくて嬉しくて、脳髄が震えた。 そして、アトリエに招き入れ。 人間という肉体の器から、一緒にいてくれる自分だけを愛してくれる器に魂が移るのを手助けするのだ。 .
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