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翌朝、青年がリビングの暖炉のの薪を外の物置に取りに行くと、黒い猫が
にゃあ
と鳴いて現れた。
「ああ、アユミ。お帰り。待ってたよ。さあ、家族のところへ行こうか。」
青年は、黒猫に微笑むと薪を抱えて洋館に戻った。
黒猫はすぐ後ろをついてくる。
青年は、ドアを開けた。
総ての猫たちが、玄関に並んで待っていた。
「みんな、新しい家族のアユミだよ。今日から家族だからね。」
黒猫は、青年の足の横をすり抜けて、他の猫に混じった。
この家には、13匹の猫がいる。
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