*4* 好き

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その時から薄々、気付いていたのかも知れない…。 私が奈々に対して“恋愛感情”を抱いていることに…。 でも私が、奈々に恋していると、はっきり思った出来事があった。 授業中に先生がプリントを配っていて、奈々が取りに行こうとした時にそれは起こった。 私と奈々は席が隣で、奈々が立って取りに行く際、私の頭を撫でて、取りに行ったのだ。 美「っ!?」 びっくりして声も出なかった。 頭には奈々に撫でられた後の暖かさが残っている。 そこに奈々が戻ってきた。 奈「どうしたの?」 美「どうしたも何も…。な、なんで頭撫でたの?」 奈「ん?いやー。何となーく、美樹の頭撫でたいなぁー。と思ってw」 美「あ、そうなの?」 奈「うん!」 美(びっくりしたぁー…。) (でも、ドキドキしてる…。やっぱりあたし、奈々のことが好きなんだ…。) この時、私は思った。 中3になって、卒業が近くなったら、“告白”しようと。
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