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アリスは、恋をしていた。
それも
数年の間を置いてもずっと…
いや、むしろ現在の方が
彼を激しく想っていた。
幼少の頃から
彼は責任感が強くて
勉強も運動もお手のもの。
アリスだけではなく、
クラスの女子の憧れの的であった。
“幼馴染み”という関係上
会話をする事は出来た。
だけど
自分に自信が持てなくて
引っ込み思案なアリスには
彼に想いを伝える事が出来ない……
伝えることの出来ない
心の中に溜まるばかりの
彼への想い…
その“想い”が故に
アリスは苦しむことになるなんて
本人は知る由もない…
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