―第1章― アリスの場合

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そんな完璧な彼なので もちろん他の女子からも 絶大な支持を得ていた。 それと同時に 異性だけでなく同性からも 支持され その分多くの 視線を集めているのも 紛れもない事実。 だが、その視線は 好意そのものであったり “完璧”という 彼の一面だけに向けられた 憧れや嫉妬でもあった。 アリスは その“完璧”な彼も ありのままの “完璧でない”彼の どちらも好きということが アリスは誇らしかった。
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