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そんな気を紛らわそうと
空を見上げる。
すると
彼も空を見ていたようで
アリスが顔を上げたのに気付き
ふっ、と彼女に微笑んだ。
ドキューン!
アリスは気を紛らわすどころか
さらに混乱してしまう。
慌てふためくアリスを見て
彼は彼で何事かと慌て始めた。
「どっ、どうしたの!?」
「い…いやっ……そのぉー、
なんでもっ、ないよぉー…」
全く大丈夫そうではない返事をしてしまった
と、心の中で後悔するアリス。
(あんな笑顔で微笑まれたら
私どうしていいかわかんなくなっちゃうよ……
無自覚とはいっても
反則だよぉ…。)
こんなことを考えているなど
彼は知る由もなく、
早速本題へ入ることにした。
「ねぇアリス、
アリスはどこに進学するの?」
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