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その最新鋭機の名は“Sー1”。
正式には
Strikerーtype1
後のVHAS技術の先駆けとなった技術のほとんどがその機体に集約されていた。
今まででは,VHASを形作るほとんどの部品が外骨格のモノコック構造であった。
高さ18mを超えるVHASの活動,運用に,従来型のフレーム構造では耐えられなかったからだ。
しかしモノコック構造の場合,被弾などで外板が損傷した場合に運用不能になったり,それを補うためにオーバーウエイトな増加装甲を装備するなど,問題は残っていた。
そんな絶妙なバランスの上に成り立っていたVHAS構造に革命的な技術が生まれた。
“可動フレーム構造”
基本的なフレーム構造の一部メンバー部分にショックアブソーバを使用し,フレーム自体に力の逃げ道を与える事により,捻れや歪みを吸収させうる粘り強い構造として完成させたもので,更に関節や駆動部もそれで構成する事により,サスペンションや減衰装置の数が従来の1/3程度にまで減らせる事が明らかになった。
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