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「私のアドラーの設定を見せて欲しい,,,?」
時を同じくして,ユニオン・グローヴ北東方面基地のハンガーでは,ファントム・ジョーカー隊のナンバー2のアルフ・ブリードマン中尉が,アレックスに詰め寄っていた。
アルフ・ブリードマン中尉。
フランス出身のVHASパイロット。
5年制の士官学校を異例の3年の18歳で飛び級卒業,すぐに第7機動部隊へ配属されたが,その後 同部隊は生還率30%未満と言われる任務に就き,部隊の半数を失う大敗を喫する。
その中で唯一,機体,身体共に無傷で生還。
撃墜スコアは第7機動部隊トップの22機。
その後,部隊再編成の機にファントム・ジョーカー隊に配属された。
乗機はバルディッシュ。
今となっては化石級の旧式だが,これは第7機動部隊に配属された際に与えられた初めての機体だった。
その後,後継機のカジュールの登場と共にバルディッシュは第一線を離れることになったが,彼が駆るバルディッシュはそんな時代のギャップを感じさせない高性能を発揮しているのであった。
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