御案内

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何だか落ち着く空間がそこにはあった。 さっきまで強ばっていた全身の力が、少し抜けた気がした。 ...ドッシャーン!!! 「っ!? 何・・・?」 何か大きな物が落ちたような音が奥から聞こえた、かと思えばしーん...と静かになった。 気になって耳を澄ましてジーッと奥を見つめれば、声が聞こえてきた。 「イッテェ・・・」 「まぁスゲェ音したからな」 「仕事しながら寝ないでくださいって言ってるじゃないですか」 「はいはい」 案内係の男性に加えて他に3つの人影に少し緊張する。 「お待たせしました。彼女たちがよろず屋“リーブル”のメンバーです」 案内係の男性が3人を横に並べて簡単に紹介した。 水色の髪にバンダナをつけている男の子──サガは先程の音の正体らしい。 頭を打ったのか、さっきから手で押さえている。 後ろで1つに結んでいる赤髪の男の子──シュランは眠たいのか時折欠伸をしている。 そして、オレンジ色の髪の女の子──リークは“リーブル”のリーダーらしい。 何とも見た目からして個性のあるメンバーである。
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