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「はい、リーク」
「ありがと。ではハンナさん、お返しします」
「・・・えっと、」
サガがリークに写真を渡し、それをリークがハンナの前に置いた。
ハンナは返ってこないと思っていた写真がすぐに返ってきて少し戸惑った。
捜査には使わないのだろうか?
写真がないと不便なのでは?
などと疑問が浮かぶ。
そんなハンナのことを察したのか、サガが笑いかけながら話した。
「写真はパソコンにコピーしたんで大丈夫」
「そう、なんですか」
「それに、娘さんの写真はいつも持っておきたいでしょう?」
「依頼は必ず成功させるんで安心しといてくださいよ」
サガに続いて、リーク、シュランが優しく言った。
「・・・ありがとう」
なんだか、警察よりも頼もしかった。
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