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聖の目が微かに開いた
「氷崎さんっ」
「..コ....コド..モ..ハ...」
聖が今にも消えそうな声で尋ねた。
「子どもね、大丈夫どこにも怪我はないわ。」
それを聞いて聖の力が抜けたような気がした。
聖は薄れていく意識の中で考えていた。
何故自分はあの子どもを助けたのだろうと
でもその答えは見つからないまま聖は意識を失った。
ただ子どもに怪我がなくてホッとしている自分がいたことに聖は気付いていなかった。
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