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「んで、これからどうすんだ?」
俺は自分の体の感覚を確かめながら聞く。
「取り敢えず今からエヴォルグのテストするけど」
「俺みたいな犠牲者増やすなよ」
「まっかせなさい!」
「心配だな…凄く」
こう見えて、瑠璃は凄くドジっ子だ。
放っておくと、否、誰かがずっと側にいてサポートしてあげないと何が起こるか分からない。
もしかしたら俺みたいな犠牲者が増える可能性だってある。
「じゃあ俺は散歩でもしてくっか。源造さん、瑠璃は頼んだぜ!」
「了解じゃ~」
工房から気の抜けた返事が帰ってきたことを確認すると、俺は家から飛び出して行った。
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