猫耳が生えました

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      【…CAT?】         開け放たれた窓からは暖かな光が降り注ぎ、空は快晴。   目の前には俺よりも20㎝は小さいであろう男が一人、腹を抱えて笑っている。   「マジでそれ何だよ!?ありえな!!!マジうけるし!!!!」 「知るか。起きたら生えてた。」   あまりにも人を馬鹿にした態度の徹平に対し、ふつふつと湧き上がる怒りを抑え淡々と答える。 俺だって意味わかんねーんだアホ。   「身長約185㎝、体重多分75㎏はあろうかというこの巨体な貴壱に猫耳!!!!よりによってねこみみ!!!!!」 「残念、183㎝74㎏だ」 「いやそんな細かいことどうでもいいし」 「まあ一応な」 「…で、ソレ本物?」 「これが偽物ならどれだけいいか…」   一通り笑い終えたようで、涙目になった目を擦りながら聞いてくる。 普通の奴なら引くところなのだろうが、さすが徹平だ。 興味津々なようで、なんとかこの猫耳に触れようと少しずつ近寄ってくる。
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