アキラ

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「お前ならそう言ってくれると思ったよ」 そう言って明はいつものように微笑んだ。 「何でそんな事ができるようになったんだろう?」 月王の質問に、 「それが全く分からないから、一緒に悩んでもらいたんだよ」 軽口で返してくる。 「いつからなの?」 「今日になった瞬間、四月八日深夜0時になった瞬間に光り出したんだ」 「何か変わった事があったんじゃないの?」 「ハァ~」 明は大きなため息を一つ付き、 「お前ならすぐに気付くと思ったんだけどな……」 月王を睨みつける。
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