第0章プロローグ ある年のクリスマス

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「ク○リア充共め、所かまわずいちゃつきやがって。あれですか、非リア達への見せつけですか。忌々しい、爆発しろ」 そう呟きながら俺、『伊庭 雅也』はゲームショップへ向かう。 今朝、持っているゲームを全部フルコンしたために何もする事が無くなった所為だ。 俺が廃人なニートと化して早二年。 滅多に家からも出ず、カレンダーもなく、暇さえあればゲームばかりしている所為か曜日や日付さえもあやふやだ。 しかし今日は何の日かは分かる。 町のあちらこちらに乱立する緑の柱。 真昼と化した夜。 あちらこちらをたむろするリア充共。 間違いない。 クリスマスだ。
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