第壱話 初春 ハル

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俺は中学時代の病気も治り一年遅れだが高校に通っていた。 なぜ過去形?とか思ったかもしれないが、これから語る話は既に終わった過去の産物。こちらの時間で既に2年が経過している。 なぜ、今更語ろうかと思ったのかというと、俺の人生のターニングポイントであり同時に 初春 ハルと名前の女の子との出会いの話でもあるからだ。 ここで何を話しても伝わらないので物語を始めることとする。この物語の主人公は間違いなく俺である。では、始めよう。 あれは2年前の夏の話だ。
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