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猫と鼠の恋愛談議
雪が積もるよ、真っ赤な猫の上
その愛は食べられない、だから拝借するのさ。
躯(むくろ)渓谷覗いた。
飛び降りてみようか、
そうして、突き刺す雨が、
君の臓腑が、贈り物。
綺麗な霜柱は、青い鼠の爪の先
後ろの黄泉はどこへやら。
お山の神社は供物好き。
やがて、海が燃え尽きて、
跪(ひざまづ)いてやろうか、
針の木の葉が刺さる刺さる
その恋は噛み切れない、だから寄生するのさ。
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