それは冬と共に訪れた…

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「ずっと一緒にいて…か…」 ポツリと呟いて 頭に浮かんだのは別れた元彼の顔だった あの頃はそう思っていた お互いにそうだったのに 原因はすれ違いだった 仕事や付き合いが重なり お互いになかなか時間が合わなかった たったそれだけ… 仕方ないと思いながらも 会えない寂しさから苛つきが増したのだと思う 会えば喧嘩ばかりで 次第に連絡も取らなくなっていた 終わりは確かに見えていた だけど、切り出せなかったのは 少しの望みを捨てられなかったから
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