出会い

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注文の品が届いてから30分ほど蒼太くんとお姉さんはヴェルチェでくつろいだ。 二人ともすごくおいしいと言ってくれたので、自分で作ったわけじゃないけどうれしかった。 「それじゃ私たちはそろそろ。お会計お願いします」 「はい」 俺はレジの方へ行き会計を行い、レシートを渡す時に自分のメールアドレスを書いた紙も一緒にわたした。 「蒼太くん、これ俺のメアド」 「あ、ありがとうございます。昶さん、今日は何時に仕事終わりますか?」 「えっと、確か6時かな」 「わかりました。コーヒーとアップルパイおいしかったです」 「ありがとうございます。またの来店お待ちしております」 そうして蒼太くんとお姉さんは帰っていった。 蒼太くんとお姉さんが帰って約1時間、俺もようやく仕事が終わった。 今日は大輔も同じ時間に終わったので一緒に帰ることにした。 「あー疲れた」 「昶今日あんまり休めなかったもんな」 「まぁな。でも今日はいいことしたから結果オーラいってとこかな」 「確かに」 その時携帯のマナーモードが鳴った。 誰だろうと思い携帯を開くと知らないアドレスだったので、蒼太くんかなと思った。 実際蒼太くんからであり、メールには『仕事お疲れ様です』と書かれてあった。 時間ぴったりのメールだなって思ったけど、そう言えば仕事上がる時間教えたな。 だから時間聞いてきたのか。
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