キャラ紹介を兼ねた魔力測定です。

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「そ、それより、早く降ろしなさいよこのバカ!! ・・・・は、恥ずかしいじゃない・・・・」 「お、おぉ。ワリィワリィ」  恥ずかしがってモジモジする姿に、俺まで照れ臭くなってしまった。  鈴音を降ろすと幾らか殺気は消えたが、完全には消えなかった。 (はぁ~面倒くせぇ、だから嫌なんだよ・・・・っと、あいつらは・・・・)  一人大量の殺気を受けて苛々していると、見覚えのある四人の男女を見つけたので、鈴音を連れて足早に移動した。 「よっす!! ま~た不機嫌そうな顔してるッスね!!」  俺たちがその集団に近づくと、赤い髪と瞳の少年が声を掛けてきた。 「るっせぇ。テメェこそナンパに失敗したクセに何を言う」 「な、なぜそれをッス!?」  髪は針山の様にツンツンしていて肩くらいまである赤髪。  切れ長で紅い瞳のこの残念なやつは『紅蓮・バースト』  長身の割に体つきは細く、しかし弱々しい訳ではない。  蓋を開ければ鍛え抜かれた肉体が顔を覗かせ、所謂細マッチョな体型をしている。  顔は忌々しい事に爽やか系の抹殺対象、つまりイケメンだ。  しかし性格が三度の飯より女子が好きなせいで、まるでモテない残念イケメンだ。  あ? 俺?  自他共に認めるフツメンですよちくしょう!!  因みにコイツの一人称は『俺っち』、語尾は『ッス』の見た目に全く合わない統一感皆無なキャラだ。 「マジだったのか・・・・すまん紅蓮・・・・」  紅蓮の趣味はナンパだが、趣味になるほどなので成功率は皆無と言える。  紅蓮ザマァ(笑) 「テメェ!! カマかけたッスね!!」  紅蓮が己の失態に気付き俺に掴みかかろうとしたとき、紅蓮の後方から声が聞こえた。 「……六花……」 「ん? おぅ、『蓮』か。どうした?」  喧しい紅蓮を無視して声のした方に向かうと、黒髪の少年が無表情で佇んでいた。 「無視ッスか!? 無視なんスか!?」 「煩い。テメェは其処らでナンパしてこい」  いい加減鬱陶しくなった紅蓮を近くの女子が密集しているグループに蹴飛ばすと、紅蓮は嬉々として女子グループへ向かった。
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