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「……遅かったが……鈴音とナニしてたんだ……?」
「っておいちょっと待てこら。変な表現は止めろ!!」
こいつ、『黒霧 蓮』が無表情ながらに放った一言に、俺と後ろに付いて来ていた鈴音が狼狽した。
長い黒髪を後ろで束ね、キリッとした眼光を俺と鈴音へむけている。
やめろ!! そんなイケメンフェイスを此方に向けるな!!
コイツは紅蓮とは違ってクール系のイケメン野郎だ。
くそっ、なんで俺の周りはイケメンが多いんだよ‥‥‥
「そ、そうよ!! いきなりな、何言ってんのよ!? だ、誰がこんな変態と、その・・・・ゴニョゴニョ・・・・」
「鈴音!! 否定するなら否定するではっきりしないと誤解を招くから!!」
「ナハハ~相変わらずラブラブだね~羨ましいぞ~♪」
そんなところへ突然、横合いから、ボサぎみショートの茶髪で活発そうな美少女が鈴音に抱き着いてきた。
その少女『シャル・ハスター』はくりくりとした大きな黄色い瞳に小さな顔、プルッと潤った唇に満面の笑みを浮かべ、鈴音に頬擦りしている。
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