落ちこぼれの騎士物語

世界観です。

・【魔物】
　この世界に生息する魔素により異常発達した生物。

　ギルドの討伐対象で、強さによってランクがF～SSS迄ある。

“下級”
　無害な魔物から初心者なら苦戦する程度の力を持つ魔物まで。
　ランクはF～Dｰまで。

“中級”
　初心者が倒せれば一人前という魔物から中級者が数人で倒せる相手まで。
　ランクはD～Bまで。

“上級”
　中級者程度では敵わない強さから上級者数人でも命懸けな魔物達。
　ランクはA～SSまで。

“最上級”
　上級者でも歯が立たない。出逢ったら逃げるか大人しく成仏するか。
　ランクはSSS。

・【ギルド】
　簡単に言えば何でも屋。
　雑用から護衛に討伐など頼めば何でもする。

　ギルドに登録した者はギルドランカーと呼ばれ、F，E，D，C，B，A，S，SS，SSS，Zのランク付けがされている。

　上に上がるほど強く、SSからは二つ名という、名誉ある(一部では痛くて恥ずかしいと言われる)呼び名が与えられる。

　Ｚランカーからは帝と呼ばれ、様々な特典と規制が貰える。

　さて、ここまでで質問の有るものはいるか？
　居ないのなら今日の授業は終了とする｣

　その、二度と出番の訪れないであろう教師の言葉と共に、生徒たちは教材を片付けたり友達と話し始める。

　そんな中、一人の少女は教材を手早く片付け、すぐに教室を出た。

（"あいつ"はまた彼処かな？）

　少女は、どことなく愉しそうにとある場所へ向かっていった。